柔道日本代表監督の井上監督が代表発表の会見をしていましたね。
途中、惜しくも落選した人の名前をあげ涙する場面がありました。
どれだけ選考するのに悩み苦しんだかが伺えました。
井上監督の誠実さが伝わる素晴らしい会見でしたね。
会見のなかで監督が涙したことは不適切であったと謝罪の言葉がのべられたようですがはたしてそうでしょうか?
確かに監督という立場でこれからが戦いの本場を迎える状況だけみれば、凛とした姿勢が大事かと思います。
しかしながら、代表チームとしてまとまり進むためにはそういったあたたかい人の心が必ず必要になります。
柔道は個人競技ですが、選手のサポートをするスタッフを含めてやはりひとつのチームだと思います。そこに心がなければ大きな力とはならないでしょう。
落選した選手にとっては、監督が涙をながされてもオリンピックに出場できない事実は変わりません。しかし新たな一歩を踏み出すための大きな励みとなるでしょう。
また、選考された選手たちにとっても、戦うことのひとつの意義を再度胸に刻むことができたと思います。
オリンピックまでもう少しですが、柔道日本代表も応援しましょうね。