TBSドラマ「テセウスの船」最終回を見た感想を書いていきます。ネタバレ含みますので注意してください。
先日、最終回が放送されましたが皆さんはどうでしたか?
原作の犯人「みきお」とは別に犯人がいるとのことで、かなり盛り上がっていましたね。
黒幕は「田中の息子」で、主人公の父を恨んでいたためでした。黒幕の候補は最後に4人程に絞られていたのであまり驚きはなかったですね。
私は当初殺された刑事の相方が怪しいと思っていましたがまったく関係ありませんでした。
親の総取り澤部に大盛りあがり
しかし黒幕以上に盛り上がっていたのが、ハライチ澤部でしたね。
現代に戻った平和な世界で、丸刈りだった長男の大人役だったのですが、僅かな出演時間にもかかわらずトレンドランキング1位を獲得し話題をかっさらっていました。
最後の最後に親の総取りみたいで面白かったですね。
亡くなった主人公。同時に二人存在することは、許されないのか?
しかしまさか主人公が黒幕に刺されて亡くなるとは予想外でした。
このままでは、大人の主人公「心」とお腹にいる赤ちゃんの「心」が同時に存在するという矛盾を自然の力で解消させたのでしょうか?
テセウスの船の意味には、まったく同じ物質が入れ替わったらそれは同じと言えるかといったパラドックス的な意味があったようです。
お腹の中の「心」は無事に大人になって、また妻と巡り会え幸せそうでした。しかしそれは、今回の主人公とは違う別人と言えると思います。
当初の主人公は、家族もバラバラで妻とも死別した悲惨な未来から来たことに変わりはありませんので、すべてが救われて終わったわけではなく、そこが残念でした。
未来が変わった瞬間、突然霧につつまれて現代にもどり記憶はないが、同じ「心」が幸せに過ごしている姿が見たかったんですが、まさか分離してしまうとは残念でした。
しかし自らの手で悲惨な未来を変えれたのは救いだったかもしれません。
未来軸はひとつであり、過去が変わったら旧未来は消滅するということで(悲惨な未来は消えた)納得したいなと思います。
色々考えさせられる、面白いドラマでしたね。