自分がコントロールできることに集中する。
皆さんは悩んでいることはありますか?
わたくしは大いに悩みがあります。
悩みの多さが自慢できるぐらいです。(汗)
本日はわたしと同じ悩み多き方々に読んで頂ければ幸いです。
悩み事を整理してみよう!
悩みごとは人それぞれであり、その内容は多種多様になっています。
ある人にとってはさほどでもない事でも、本人には重大な事であったりもするのはよくあることではないでしょうか。
そんな悩み事には様々な属性があるものです。
「重大性」、「緊急性」、「悩み事の開示範囲」、「悩み事の経験回数」等、さまざまな属性をもっているものです。
我々はそういった属性も捉えながら悩み事に対処していくものです。
そんななかでおすすめなのは、悩み事を自分でコントロール出来るか、出来ないかの2種類の属性に整理することです。
課題を分離する。
自分でコントロールできる事は、自分の課題となり対応が可能となります。
一方、自分でコントロールできない事は、他人の課題であり自分の課題ではありません。
いわゆるアドラー心理学の根本のひとつである課題の分離になります。
そうはいっても自分の課題ではないからとすぐに悩み事が消えるわけではありません。
消えるわけではないのですが、意識的に課題を分離することにより自分の課題により集中することができるのです。
自分の課題=コントロールできるものですから、いきなりの解決策がないにしても当然何かしらの対応は可能となりますので、前進することができます。
モヤモヤとした悩みの塊のままですと優先順位もハッキリせず他人の課題にまで悩み続け、
脳の本来の素晴らしい働きが阻害されてしまいます。
他人の課題をコントロールすることは不可能である。
他人の課題は、他人の責任であり自分にはなんら責任もありません。
例えば、相手のことをどう思うかは自分の責任ですが、相手が自分をどう思うのかは他人の責任であり自分ではどうすることもできないのです。
だからといって他人に冷たくしろと言っているのではありません。他人を嫌うのは自分の責任ですからね。
たとえば相手が自分の悪口を言っているとしてもそれは自分の責任ではないということです。自分の責任において相手を嫌うのか、それでも誠実な対応を行うのか等コントロールできる範囲で選択するのみということです。相手をコントロールしようと相手の課題に踏み込んで悩んでもどうにもならないし時間の無駄ということですね。
他人の悪口を言っている人の心理がわかるとまた面白いのですが、それはまた別の機会に書きたいと思います。
今回はアドラー心理学の根本のひとつ、課題の分離に関して書いてみました。
皆様のなかでもしまだアドラー心理学の本を読んでいないようでしたら、是非読んでみてくださいね。